お財布や、iPhoneケース、キーケースなどのレザー小物を、商品開発から販売までを行うAtelier moku(アトリエモク)。
商品作りのこだわりや、売れ筋の商品について教えていただきました!
貴社サービスや商品の強みやこだわりを教えてください
時代に合わせて、これまでになかった革新的なレザー小物を、商品開発から販売まで一気通貫で行っています。
商品開発において、最も重要視しているのは、自分たちが本当に欲しいと思えるかどうか。”誰かが欲しいかもしれないもの”ではなく、明確に自分たちが欲しいものにこだわって作っています。
万人受けするプロダクトではないかもしれませんが、共感して購入してくださる方からは非常に高く評価いただけることに、誇りを持っています。
貴社の信念・理念・大切にしている事を教えてください
mokuのブランドコンセプトは「上質でサステナブルな暮らしを」。
「質感高く地球に優しい素材」と「ながく楽しめるデザイン」で、こだわりの革小物を作っています。
私たちが使う革は、畜産などで破棄されるはずの動物の皮を活用しており、革を作るために動物の命をいただくということはありませんし、畜産で発生する皮をそのまま破棄する場合よりも地球に優しいと言われています。
また、革素材において質感を追求しようとすると、化学薬品や添加物などを使うことが多いのが実情ですが、化学薬品での革の製造や加工では、その工程において環境によくない副産物が発生することがあります。
一方で、植物由来の成分で加工を行う革も存在します。例えば、タンニンと呼ばれるポリフェノールの一種である成分のみを使って加工された革をフルベジタブルタンニン鞣しといい、mokuではそのような革を中心に扱っております。
このようなこだわりの素材は、当然高価になる傾向がありますが、地球環境を最大限に尊重するためにも、私たちはそこに妥協はしません。
売れ筋の商品やその特徴を教えて下さい
mokuの売れ筋は2つの薄い財布です。
1.小さく薄い財布Saku(さく)
Sakuシリーズは2024年5月時点でver.3となっており、初代から2回の進化を重ねてきました。最大の特徴は、小さくて薄いのに大容量であることと、財布を開くことなく小銭入れが使えることを可能にしている特殊な構造です。
縦横93mm・厚み15mmというミニマルサイズにも関わらず、カード8枚・硬貨20枚・紙幣25枚が収納できます。
これは、カード収納部と硬貨収納部が重なることのないような構造であることと、収納部の独特な立体構造が可能にしています。小銭入れは、あえて側面に来るように設計しているのと、ファスナーでの開閉になっているため、小銭入れだけをパパッと使うことができる仕組みになっています。
2.小さく薄い長財布Uno(うーの)
最大の特徴は、Saku同様に小さくて薄いのに大容量であることとに加え、直立かつ独立した構造よるカードの出し入れのしやすさです。
長辺は163mmしかなく、1万円札よりも3mmしか大きくないサイズです。2024年5月時点で、長辺においては国内で最小だと自負しております。
日本中・世界中のお財布を研究していますが、日本札が入る長財布でUnoよりも長辺が短いお財布はいまだに見たことがありません。それを可能にしているのは、意匠権(デザイン特許)を取得している札入れの構造です。
通常なら縫製をしますが、あえて縫製ではなくホックで留めることによって、1万円札よりもたった3mmしか余裕のない、限界サイズを実現しています。
お客様からの口コミやお声などを教えてください
売れ筋商品の一つ「小さく薄い財布Saku ver.3 プエブロ」は、2024年5月時点で250件以上のレビューをいただき、5段階で4.9という驚異的な高評価をいただいております。いくつか、実際のレビューを転記致します。
- 今まで使っていた薄い財布は、時々お釣りでもらう小銭を収納するのが少し手間な仕様で作業だったので鬱陶しく感じてました。新しい財布を探していた時にmokuに出会い、自分の求めていた理想の形と一致し小銭もまとめて入れてすごく楽でした。
- キャッシュレス時代に最強の財布!キャッシュレスが増えコンパクトな財布を色々使ったが3つ折りだとコンパクトでもお札が折れるたり、カード収納が少なかったりと妥協点があったが、この財布は、探し求めてた最強の財布だった。実際に使ってみても、大満足です!
- 凄い財布です。今まで、使っていた財布の中身のほとんどがこの小さな財布に収まってしまった。それでも、薄い状態を維持しており、凄い財布です。使い勝手も良く、特に小銭入れの部分は工夫されていると思う。
新しく挑戦したい事はありますか?
これまでは大きくても長財布で、小物だけを作ってきました。今後は鞄にも挑戦していきたいと思っています。鞄といっても、なんでも小さくなっている今の時代、コンパクトなものが主流にはなると予想します。
まずはサコッシュやボディバッグといったコンパクトな鞄から挑戦していきたいと思っています。
材料という観点では、よりサスティナブルで地球に優しい素材を追求していきたいと思っています。地球に優しいといっても、さまざまな観点や考え方があるため、最適な素材選びというのは簡単ではありません。
永遠に終わることのない挑戦のような気がしますが、ブランドの理念でもあるので、挑戦し続けます。
貴社の今後の目標やビジョンを教えてください
現在は主に日本国内での販売にとどまります。今後は世界に向けて発信していき、私たちmokuだけでなく、日本発の優れたブランドに海外から注目してもらうきっかけになりたいと思っています。
これまでもこれからも変わらないこととしては、私たちmokuの理念やプロダクトに共感してくださるお客様と共に、上質であることだけではなく、地球環境を尊重したオンリーワンのプロダクトをつくり続けたいです。
その他アピールしたいポイントがあれば教えてください
mokuを運営するOURSE(ウルス)株式会社では、いくつかのポジションで採用活動を行っています。
私たちのプロダクトや理念に共感してくださり、少しでも興味を持ってくださった方は、ぜひ採用ページも一目みていただけると幸いです。